「どんなにいいことでも誰かが文句を言う」
私が中高生のころ、政治家をうんぬんする大人たちを見ていて
こんなふうに思っていた。
誰もがよいという政策などない。
逆に言えば、誰もがダメだという政策もない。
本来、民主的な在り方というのは、議論を行って全会一致をみるのが
基本線なのだと思うが、それをやるには時間がなさすぎるために
ある程度、議論を行ったら投票で決める。
なのだが、多数決をやるのが民主的だと勘違いされている。
まずは話し合いありきなのだ。
そして、十分に話し合ったら、どんないいことでも誰かが
文句を言うのだから、賛同してくれる人が多ければ、
思い切って進めるしかない。
全会一致が理想だけれども、時と場合による。
誰かに「違うよ」と言われても動じなくなったのは、
政治の世界を見ていたから。
民主的な在り方を学ぶという面でも、政治に関心を持つ意味はある。