ライターというのはすごい仕事だと思っている人がいまだにいるし、
お世辞化もしれないが、そう言われることもある。
世の中の仕事の9割以上は誰でもできる仕事で
その中に当然、ライターも入る。
読み書きはできなくても言葉を話すことができるだろうから、
音声入力を使えば、もう本当に誰でもできる仕事になっている。
世の中の仕事の9割以上は誰でもできる仕事だが、
やった結果はせんぶ違う。
人がやった仕事はぜんぶ違う結果になる。
なぜならロボットでもなく、コンピュータでもなく、人がやるからだ。
「誰もができない仕事をやっている」ことを誇りにすると
勘違いをすることになり、他の仕事をさげすむようになる。
だから、「自分がした仕事は自分らしいものになる」でいいじゃない。
フリーライターなんて誰でもできる。
だけど、自分が書いたものは自分らしいものになる。
だから仕事をすることは素晴らしいのだ。