「言葉がわかれば、ラグビーがわかる」④ 

ラグビーではミスが起こった場合でもすべて

「ファール」=「反則」と表現することになっている。

なので、以下は反則の名前となる。

状況を説明した名称がそのまま反則名になっている。

どの反則のときはどうやって再開されるかより、

なぜ反則になったかに注目したほうがわかりやすい。

 

反則の単語

  • アーリーエンゲージ 

エンゲージは参加するの意味。スクラムで「セット」掛け声より

早くスクラムを組んでしまう反則。

アクシデンタルとは「アクシデント的な」ぐらいの意味。

ボールをもったプレイヤーが前にいる味方にぶつかるなど、

アクシデント的に起こったオフサイド

インテンショナル」とは「意図的な」の意味。

ボールをはたきにいくなど意図的にノックオンをする行為。

  • オーバーザトップ 

トップを超えるの意味。ラックでボールに覆いかぶさり、

ボールが出るのを邪魔する行為。

  • オフサイド ボールのある位置より前でプレーしてしまう反則。

ラック、モールなど、さまざまな状況でそれぞれのオフサイドの規定がある。

ボールを持っていないプレーヤーに対して妨害をする行為。

  • コラプシング

スクラムやモールを意図的に崩す行為。

ボールを前に投げる反則。このプレーのことは「フォワードパス」という。

  • ノーバインドタックル

バインドは相手をつかむこと。タックルは相手をつかみにいかなければならず、

体当たりのようなタックはバインドしていないタックルとして反則となる。

  • ノットストレート

ラインアウトの際、まっすぐ投げ入れない反則。

タックルで倒れたプレイヤーがすぐにボールを離さない反則。

タックルしたプレイヤーがすぐにその場を離れなかったり、

相手をつかんで離さない行為。

  • ハイタックル

ボールを持ったプレイヤーの肩より上にタックルに入ってしまう反則。