帝京、トップリーグに惜敗

大学ラグビーで5連覇を達成した帝京大学は、
続く日本選手権で、トヨタ自動車と対戦しました。
サッカーにも天皇杯という、学生とプロ、社会人チームが
対戦する機会がありますが、ラグビーはこの日本選手権で
大学ベスト4に入ったチームが、トップリーグいう社会人リーグの
チームと闘います。
社会人といっても最近はプロ契約の選手も増え、
かなりプロチームに近くなってきています。
ほとんどラグビーづけの生活を送っている社会人チームに
学生が勝つのは至難の業。
結果は、13−38で帝京の惜敗でした。
私はいつも負けたチームの試合後の雰囲気を見ています。
その雰囲気で、本当に勝とうと思っていたかどうかがわかります。
今回の帝京の試合後の雰囲気は、本当に勝とうと思って
いたんだなというのが伝わってきました。
力の差があると周囲から言われると、口では勝つといっていても、
どこか「善戦OK」になってしまうのですよね。
負けても「よくやった」と言われて満足してしまう。
こういう体質がいったん染み込むと、次はなかなか勝てません。
本当に勝つ気でやるのか、そういう雰囲気は練習でしか
持てませんから、長い間の取り組みが必要です。
近い将来、本当に勝てるのではないかと思わせてくれる
ものが見えました。
4年生にはお疲れ様、在校生には来年こそ勝って、
と言いたいです。
4月には春シーズンがはじまります。
また観戦に行けたらいいなあ。