服と本

物の価値というのはここまで他人と違うのですね。

私は職業がら本をたくさん読む。

読むというよりもざっと眺める。

だから1000円で買った本でもたいして読まずに

ほったらかしていたり、すぐに売ったりする。

これは本をあまり読まない人からすると、

もったいないようにうつるらしい。

妻がそうだ。

だが、洋服のことになると立場は逆転する。

妻は新しいのも古いのも服をバンバン買う。

そして、ほとんど着ることなしに、またはちょっと着た

くらいで売ったり捨てたりする。

私からするともったいないなあと思う。

でも、妻からすると服ってそういうもんでしょということになる。

私にとっての本と同じ様な位置づけだ。

だからどっちがいい悪いという話ではないわけだ。

今は服でも本でも中古なら数百円で買える。

中古の中からいいものを探して、ずっと使っていけば

もったいないことはない。