長期的に見ればマイナス

スマホを持ってから、本を読む量がガクンと減った
こういう人が多いんではないか。
私もその一人だから、わかる。
本を読むのは仕事の一環でもあるのだが、
それにしても読まなくなった。
由々しき問題である。
本をつくっている人間でさえこうなのだから、
そうでない人はいっそうのことだろう。
スマホは暇つぶしのアイテムとしては最適だ。
動画、ゲーム、音楽、種々の記事が無限に転がっている。
電車や外出先ではこれらを楽しむことができなったため、
本や雑誌を読んでいた人も、こうしたものに時間を使うようになった。
これからも本を読む人はどんどん減るだろう。
本を読む人が減れば、書き手がいなくなり、
いい本が生まれず、さらに読まなくなるという悪循環に陥る。
最近、編集者さんで「原稿が荒くて困っている」という話を
よく耳にする。
稼げないから優秀な書き手が減っているのだと思う。
競争相手が減れば、私的には端的敵には好都合だが、
長い目で見れば、競争で自分を成長させることができず、
マイナス要因のほうが大きい。
この傾向を止めるのは難しいだろう。