コロナによる死者はほとんど増えてない 

NHKがまとめた新型コロナウイルスの感染状況を見てみた。

それによると、7月の中旬から徐々に増え始め、

オリンピック開催と同期するようにして激増している。

やっぱり「オリンピックを我慢しないのだから、

自分たちも我慢しないでいい」と思って遊びに行った人が

増えたということだろう。

同じように重症者数も同時期に右肩上がりのグラフを描いている。

感染者が増えたのだから当然だろう。

一方で、死者数は感染者や重症者の数ほど増えていない。

増えてはいるが、激増というレベルではまったくなく、

微増、あるいは維持という感じ。

いま1日のコロナの死者数は数十人で、三桁には及ばない。

日本全体では平均して毎日3700人ほど死ぬのだから、

感染症で死ぬ人がこれくらいいても不思議じゃない。

この状況は2つの理由が考えられる。

「重症化はしても死亡には至らない若い人の感染が増えた」

もうひとつは、

「ワクチン接種が進んで死なずに済む人が増えた」

ということではないだろうか。

政府はおそらくそう見て、「自宅療養」を打ち出しているのだと思う。

これからも感染はそれなりに出るだろう。

でも、死なないですむようになるなら、

生活を徐々にもとに戻していき、経済を回して生活困窮者を減らしたり、

自殺者を減らすような社会環境をつくっていくことを考えるべきだ。