学歴コンプレックスはほとほとやっかいだ。
これがある人ほどリスクを語る。
学歴コンプレックスがあると、自分を賢く見せようとする。
そうなると、物事に何でも批判的になる。
なんでも「大丈夫」と言うとバカに見えるからだ。
「渡る世間に鬼はなし」というと、いかにものんきだが、
「人を見たら泥棒と思え」というと、しっかりしている人に思える。
このことがコロナ禍の論調にも当てはまる。
こういう雰囲気の中では「大丈夫」という人は、
いかにも能天気に見られてしまう。
「ロックダウンだ」「五輪中止だ」という人のほうが、
しっかりした人に思えてしまう。
学歴コンプレックスがある人ほど、外に向かって危機を叫びがち。
人間にはそういうところがあるということを知っておいて損はない。