「言葉がわかれば、ラグビーがわかる」の第1回目です。
私が大学ラグビーを初めて見たのが大学生のとき。
まともに見るようになったのが15年くらい前ですか。
そのとき気づいたのは、「全部英語かよ」ってこと。
私は大学まで野球をずっとやっておりましたが、
野球はヒットを安打、フォアボールを四球とほとんど、
翻訳して日本語に直してきたので、ラグビーのように
英語をそのまま使っているのは新鮮でした。
そのせいでルールをちゃんと理解するのに5年ぐらいかかりました。
文章を理解するのに大事なのは、単語を理解することです。
私は24歳のころに省庁再編をテーマとする本をつくってきました。
大学を出たての若者が政治と経済のことを一から学ぶ時に
実際やってわかったのは、「単語がわかれば文章がわかる」でした。
単語がわかれば、あとは「てにをは」といった助詞や助動詞で
つながっているだけですから内容を理解できるのです。
なので、まずラグビーの用語を理解すること。
そして、そのときには、「この用語はどのグループの言葉なのか」を
理解することが大事です。
ラグビーは、技(プレー)の名前なのか、反則の名前なのか、
それ以外なのか、わからなくて混乱するからです。
それを次回から分けて説明してみたいと思います。