こだわるのはいいが…… 

自分の文章は誇りに思っても、こだわっていない。

たまに編集者さんから、

「こんなに改変してしまって申し訳ない」

と断りを受けることがある。

たぶん、怒るライターもいるってことなんでしょうね。

でも、私にはそういう感覚がない。

目的は自分が成り上がることではなく、

よい本をつくることだからだ。

いい本ができればなんでもいい。

文章にこだわるのはいいことだが、

それが自分の功名心のためなら、

そんなこだわりはクソみたいなものだ。