「負けてもいい、投げ出してもいい」 

「それが大事」

大事MANブラザーズバンドという、バンドが

1990年代初頭に歌った曲である。

大事MANブラザーズバンドという、バンドの名前に

「バンド」とついている珍しいバンドである。

一発屋を予感させるようなバンド名であり、この曲名。

この歌にはアンサーソングがあるらしい。

それが「神様は手を抜かない」という歌だ。

そこでは「負けてもいい、投げ出してもいい」と歌っている。

「負けないこと、投げ出さないこと」と歌っているのに、

今度は真逆のことを言っている。

30年近くたってこの境地にたどり着いたのだな

そう思うと、この歌は味わい深いだろう。

最初から、若いうちから、「負けてもいい、投げ出してもいい」は

まずいのはわかるだろう。

負けない、投げ出さないと歯を食いしばったあとに

結果が出なくても、それは神様の采配よ。

でも、神様はやり切ったあとに何か残してくれるよ。

そういうことを言っているんじゃないかなあ。