もうひとつ、ラグビーW杯が盛り上がった理由として
考えられるのは、日本代表の活躍において、
「小さい日本人でも勝てるんだ」
と日本人が再認識したからだと思う。
長らくスポーツの国際舞台では、
身体の小ささが勝てない要因に上げられてきた。
身体の大きさが絶対的な力の差になりにくい
サッカーでなかなか世界のトップグループに
入れない現状を見ても、「身体が小さい」は
勝てない理由にならないのだが、
ラグビーではその特性からいつもそれが言われる。
早くいえば、手っ取り早い言い訳に利用されてきた。
そうではないんだといことに気付いた。
でも、相撲という無差別級の競技では、
すでに体が大きいものが常に勝つという常識は
覆されているのだけどね。
ラグビーになると、途端にそれが理由にされる。
でも、もうその理由は通じなくなった。
ラグビーの常識を変えたのが今回のジャパンの活躍。
それぐらいの意義がある彼らの戦いだった。