計約3億7千万円の賠償を命じた熊本地裁判決を受け入れ、
控訴しないことを表明した。
国が続けたハンセン病患者の隔離政策によって
家族も差別を受けたことは明らかな事実。
家族らが国に損害賠償を求めた訴訟で、
国の責任を認めた判決を受け入れた形だ。
ハンセン病患者家族がどんな迫害、差別を受けたかは
いろいろな資料で知ることができる。
家族に対する賠償は、国から支払われる。
それは当然ながら、元をたどれば税金だ。
差別をしてきた私たち一人ひとりが
支払わなければならない対価だ。
つまり、差別を野放しにしておくと、
社会的にコストがかかるのである。
人権の議論が嫌いで、お金の議論が好きな人は、
差別をしたらお金を支払わなければいけないのだ
そう思ったらいい。