画一教育はどこから来たのか 

いま小中学校の不登校は何十万人にもなるそうだ。

スクールカーストなんて言葉もあって、

人間関係に悩む子が多いようだ。

あと、「みんなで同時に同じことを同じスピードでやる」

ということに、息苦しさを覚える子も多いようだ。

こういうのを聞くと、

学校の形態が時代に合わなくなってきた

と感じざるをえない。

画一的な教育は、明治期の工場労働者を生み出すシステムとして、

戦中は兵隊を教育するシステムとして発展してきたのだと思う。

規律が求められ、人と違うことをすることは許されなかった。

でも、今は第三次産業に従事する人が増えてきて、

戦争も今のところはまず考えられない。

となると、画一的に規律を求める教育でなくても

いいんじゃないかと思えてくる。

学校は学習指導要領は変えるのだが、

「学び方」とか、学校環境が変わるスピードは遅い。

「学校のために子供がいるのではなく、子供のために学校がある」

この大原則を忘れないで、学校は思い切って変わってほしい。

そのために父母だって協力は惜しまないはずだ。