子どもに読ませたかったら

松江市の小中学校の図書室で『はだしのゲン』が
閲覧制限になっている件だけど、これは『はだしのゲン』を
読ませたいための画策じゃないかと思った。
だって、子どもって「読むな」と言ったら読みたくなるものでしょ。
「やめなさい」ということをしたがるもの。
奥にしまわれたら、取り出して見てみたいと思うものだ。
私の小学生時代、教室には『はだしのゲン』があった。
図書室にもたぶんあったと思う。
内容はほとんど覚えておらず、凄惨な殺戮シーン、
残酷な暴力シーン、被曝のシーンだけが目に焼き付いている。
子ども心に原爆は、戦争は怖いものだというものを刷り込むのに
十分な説得力をもっていたと思う。
今回こういう議論が出てきて、改めてこの漫画を手に取る人も
増えることだろう。それこそ意味がある。
これを子どもに見せるかどうかという議論を
大人がすることはとてもよいこと。
でもって、これには生徒、児童も加わって、
さらに議論を深めたいものだ。