先生たちへのエール

長女が卒園し、いま次女と長男が通っている幼稚園では、
なんでも子どもたち同士の話し合いで進めます。
そうやって育っていったから、それが当たり前と思って
やり方を小学校に持ち込むと、うまくいかないこともあるようです。
その幼稚園を卒園した子が小学校に入って、
リレーの順番決めをしようとしたとき、
「みんなで話し合って決めたい」と先生に申し出たのですが、
「いまはそんなことやっている時間などない!」と
ピシャリと言いつけたので、その子は泣いてしまったらしい。
子どもが話し合いでリレーの順番を決めるというのは、
見方によっては些細なことかもしれない。
でも、その話し合いの中でいろんなことを学ぶんだけどね。
もちろん、先生にも言い分はあるだろう。
いまは授業時間がタイトで、無駄にできる時間はない。
先生もしんどいところだというのはわかる。
それでもなあと思う。
「やっつけ仕事」はやってはいけないことの典型。
こなすだけなら誰でもできる。
そんなことをしたいために教師になったわけではあるまいに。
教師というのは難しい職業だ。だけど、とても大切な仕事だ。
何しろ、完成するところを見届けることができない事業に
取り組んでいるんだからね。
だからこそ自分がやっているんだというプライドを持ってほしいね。
「おれは高学歴」というプライドじゃなしにね。
公立の先生にはがんばってとエールを送りたい。