筋肉は数でものを覚える

筋肉は、時間よりも数でものを覚えるのだなと
気づいた出来事がある。
私は8歳のときから軟式野球、10歳のときからソフトボール
中学では再び軟式野球をやり、高校で硬式野球
大学で準硬式野球をやった。
そのなかで高校まで右投げ右打ちで過ごしたが、
大学の途中から右投げ左打ちになった。
その後、何もしない期間が3年ぐらいあって、
草野球に呼ばれたり、バッティングセンターに行ったりして
打つと、もう左ではまともに打てなくなってしまったのだ。
打てなくはないのだが、右打席のほうがしっくりくる。
これでわかったことは、筋肉は最近やった運動より、
たくさん数をこなした運動のほうをよく覚えているということだ。
高校までの蓄積があるから右打席のほうがはるかに経験が多い。
だから、ちょっとやらなくなると、筋肉は数をこなしている
右打席の動きのほうを覚えていたわけである。
このことからわかることは、運動が上手になるには
数をこなすことが必要だということだ。
数をこなすほど筋肉はその動きを覚える。
当たり前のことだけど、身をもって実感できたのはよい経験だった。