硬式野球もがんばっている

帝京大学には私の所属した準硬式野球部のほかに
体育局のクラブとして、硬式野球部軟式野球部がある。
実績としては、軟式野球部が何度も全国大会に出ていて、
準硬式や硬式よりも上だ。
硬式野球部は、首都大学リーグに所属していて、
長いこと東海大学の牙城を崩せないでいる。
私が在学中から、学内のクラブ活動の様子を伝える
「帝京スポーツ」という学生スポーツ新聞がある。
そこに硬式野球部の話題が載っていた。
硬式野球部は、練習で騒がしいぶん、近隣住宅への恩返しとして
周囲の清掃を行っているという。
挨拶の重要性も見直した、と書いてあった。
「清掃」と「挨拶」。
どこかで聞いた話だと思った。
いま大学ラグビーで全国大会4連覇中の帝京大学ラグビー部も
グラウンドの周辺地域をボランティアで清掃している。
硬式野球部もその影響を受けているかどうか知らないが、
こういうことの効果は、若いときには理解できなかった。
でも、30代も後半になると、硬式野球部がやろうとしている
ことはよくわかる気がする。
他と同じことをやっていても差がつかない。
たぶん、技量的にはどこの大学もほとんど差はない。
人間としての完成度っていうかな、器の大きさというか、
そういうものがプレーに出ると思うのです。
近いうちに、きっと硬式野球部
東海大学破るの報を届けてくれるに違いない