変化のスピード

最もした生物は昆虫説というのがある。
その説は私が唱えているものだけどね。
日本の住む昆虫の多くは越冬できない。
その間、卵を産んで次の世代にバトンタッチする。
1年ごとに世代交代するわけだ。
世代交代が行われるごとに生物は進化する。
交尾して遺伝子が混ざり、新しい遺伝子ができるときに
遺伝子のコピーミスが起こる。
これを変異というが、この変異こそが多様性を生む。
ということは、遺伝子コピーが行われる頻度が多い生物こそ、
進化のスピードが早いということになる。
人間のように30年ぐらい経たないと、
新しい世代が生まれてこないような生物だと
多様性が膨らむスポードも遅い。
でも、昆虫は一年ごとに世代交代するから、
その分、変異も多く起こる。
多様性があるということは、環境の変化にも強い。
誰かが死んでも誰かが生き残るからだ。
アリの全部の固体の総重量は、人類の総重量と同じだという。
それだけアリは繁栄しているということになる。
昆虫の種類は100万種と言われており、
DNAをもつ生物のうち、60%の種が昆虫なのだ。
人類が最も繁栄した生物だと人間は思っているが、
いやいや、昆虫のほうが繁栄しているのだ。