震災にまつわるいい話

久しぶりにいい話を読んだ。
東日本大震災で漂流した高田高校(陸前高田市)の海洋実習船が
カリフォルニア州の海岸に打ち上げられた。
地元のデルノート高校の生徒が見つけ、船体の「高田」の文字を
インターネットで検索、高田高校に返還するために、
高校生たちが船を洗ってあげているというのだ。
そして、どうにかして日本に送り届けたいといろいろ相談していたら、
ある日系企業が無償で輸送してくれることを申し出てくれたという。
震災で漂着した船などを返還するのは前例がないという。
船の返還とともに両校の生徒たちの交流が予定されるという。
日本の船を自分たちの手でどうにかして戻してあげたいと
考えたアメリカの高校生もエライが、無償で輸送を買って出た
日系企業がまた粋な計らいだなあと思った。
銭金とか、損得勘定とか関係なく、気持ちが伝わる
あったかい話だった。
10月にはその様子がニュースで流れることだろう。
どんな顔で高校生たちが対面するのか見てみたいなあ。