20代の独身男女に交付金をあげれば景気回復する

交付金を1人1万2000円配ったくらいでは
景気にさしたる影響はないということで、
経済評論家の中には10万円配ったらいいという人もいる。
でも、ぼくは別の方法を考えました。
大人になると、種々の不安から貯蓄に向かう傾向がありますから、
子供や大人の部類でも若い人たちにたくさんお金を渡すのです。
ぼくの場合でも一番金遣いが荒かったのが小学生のときと、
20代半ばから後半にかけてでした。
だいたい高校生ぐらいまで自由に使えるお金が増え、
大学生になって貧乏になり、社会人の最初のうちは貧乏だが、
だんだん給料が上がって、結婚する直前までがもっとも可処分が多くなる。
だから、たとえば29歳までの独身の人に10万円渡せばいい。
すると、景気は一気に浮上するんじゃないかな。


「そんなのはバカげている。不公平だ!」
という人がいるかもしれないけれど、残念ながら今の資本主義社会では
人々がお金を使いまくることでしか豊かにならないシステムです。
そこには「ずっと給料が上がり続けなければならない」という
暗黙の了解があるように思います。
このことがGDPによる成長率によって表されます。
GDPを押し上げることが、国として成長することだと考えられている。
GDPは病院に行っても、家に防犯カメラを買ってつけても、
数値が上がることになっている。
GDPと幸福感はなんの因果関係もない。
GDPも大事だが、また別の指標もないとね。
なんかないか。
そんなことを日々考えている。