気をつけたいマダニの感染症

今年になって5人が死んでいる感染症がある。
それが日本国内の野山に普通に存在するとされる、
マダニの感染症SFTSだ。
感染すると、発熱、下痢など風邪のような症状を伴い、
悪くすると死亡する。
死亡した人は高齢者が多いようなので、気をつけたい。
テレビの子供向け自然系番組でも
「野山ではダニに気をつけましょう」と表示されたりする。
この感染症を起こすマダニは、イエダニとはまた別で、
体長は3ミリから1.5センチと比較的大きい。
皮膚の感覚を麻痺させる成分を出して、
がっちり固めてから人間の血を吸うという。
これからの季節、ハイキングで野山に出かける人も多いと思うが、
真夏であっても長袖、長ズボンを着用するのがよい。
過度に警戒する必要はないが、こういう感染症があることを
知って最低限の予防策を講じておくことが大切だ。