宣言は解除されたけど 

東京の緊急事態宣言は20日で解除されました。

しかし、まん延防止処置とかなんとかいうのがはじまりました。

まだまだ外出はままならずです。

政府は今年10月とか11月には、希望する人全員への

ワクチン接種を終えられるように考えている、という。

それが可能なら、年内にほぼすべての行動制限は解除される。

ただ、気になるのはワクチン接種が進んだ国で

再び感染者が増えていることだ。

ワクチンを接種することで「感染を防げるわけではない」という

ことなのだが、この意味は「ウイルスの侵入を防ぐことできない」

ということだと思う。

ウイルスが人間の体内に侵入しただけでは何も起こらず、

増殖してはじめて人体に症状が出る。

ワクチンは抗体をつくって、このウイルスの増殖に抵抗する。

だからワクチンを打ってもウイルスは侵入するが、

増殖を防ぐので症状が出ないか、軽くて済むのである。

ワクチン接種が進んだ国で感染者は増えていても死亡者は

減っているから、抗体が効いているんだろう。

おそらく日本でもワクチン接種が進めば行動規制が段階的に

緩和されるから、感染者数は増える。

だが、重症者、死者は減るだろう。

感染者が増えても冷静でいられるか、

日本という国の成熟度が問われる。