いい話はない

岡山の実家に帰省したとき、父親とサッカー観戦し、
母親と昼食を食べにいった。
もはや親と一緒に出掛けるのがはずかしいなんて
かわいらしい年ごろは過ぎて、親孝行している感覚だ。
(とはいっても、お金は出してもらう(笑))
まあ、そんな時間を利用して会話する。
いろんな話が出てくる。
親戚の話が多い。
家になかなか帰ってこず、家計にお金を入れず、無心する夫の話とか、
嫁と父親ができてしまって、母親と息子ふたり暮らしだとか、
三人の兄弟がいずれも離婚してしまったとか。
そんな話を聞いたあと、法事でお経を読んでもらったら、
そこの住職は酒の飲みすぎで、父曰く「死にかけ」らしく、
「私は食事が違うもんで、申し訳ないのですが、
奥で食事させていただきます。ごゆっくりどうぞ」
といって、用意した料理に手をつけず、引っ込んでしまった。
友だちとの会話を含め、聞いた話でいい話はひとつもなかった。
病気、離婚、生活苦が三大テーマですね。
もちろん、私もたいしていい話は持って帰らなかったけれど。
そんな話で滅入ったときには、うまいもの食って、
スポーツでも観て、早めに眠ることですな。