「その後」が知りたい

チリで起きた鉱山での事故で33人が地底に閉じ込められた事件。
14日中には69日ぶりに全員救出の予定らしい。
で、早くも映画化や書籍執筆の依頼が殺到しているんだとか。
つくり手として、私なら「69日地底のドラマ」なんてテーマでは
つくらず、「地底の底」ってタイトルで、地上に出てから、
周囲の対応が変わったことで、人生が狂わされていく様子を
ドラマにしたいですね(笑)
ちやほやされることで、自分は偉大なスターになった気になり、
周囲への態度が尊大になったりしてね。
大金を積まれて、あることないことしゃべる人もいるでしょう。
「なんであいつだけがヒーローに」なんてやっかみも出るでしょう。
33人はもう二度と元の生活には戻れないでしょう。
地底でどんな生活をし、どんなことを考えていたのかはもちろん
興味はあるが、ぼくが知りたいのはこういう事故の当事者になった
人たちが、周囲の扱いと本来の自分とのギャップをどう感じ、
自分を見失わずにいられるのかということだ。
それにしてもこの騒ぎ方は尋常じゃない
一種の祭りみたいなものだ。
あれもなんだか違和感があるんだが・・・。