アウトプット式読書法

今まで読んだ本について、何かまとめるようなことは
いっさいなかった。
今、ビジネスマン向けの読書術についての本の取材をすべく、
各界の著名人に会っていますが、みなさん口を揃えて言うのが
「本の内容をまとめることは絶対にすべき」だということです。
つまり、本の内容をまとめること自体も大事なことだが、
「あとでまとめようとして読むので、読むことが能率的になる」
ということです。
まとめの文章を書かなければいけないと思って読むのと、
頭で考えただけで終わるのでは、読む内容の定着率が違うというのです。
なるほど、です。
確かにブログを始めてから、「何かブログに書くことはないかな」と
思って世の中を見るようになり、今まで見えなかったことが見える
ようになった、ということを経験しました。
それと同じことが本の内容を要約する、まとめるといったことにも
言えるということです。
これは脳科学の先生も同じことを言っています。
家に遊びに来た客人に、「駅からここまで来るのに何がありましたか?」と
尋ねてもほとんどの人は何も答えられないけれど、事前に
「駅からここまで来るのに何があったか紙に書いてもらいますから」
と言っておくと、ほとんどの人がいくつも答えられるというのです。
つまり、


アウトプットの機会をあらかじめつくっておかないと
脳が怠けてしまい、目に入らないし、頭にも入らない


ということです。
誰かに話す、文章にする、表現するという、アウトプットの機会を
つくることで、意識して見たり読んだりできるということです。
これからは読後感想録もブログに加えようかなーと思います。
サッと目を通すだけの本も加えると、年に150冊ぐらいは
読んでいるはずですから、どれだけ書けるかわかりませんが、
なるべく1行でも書きたいと思います。