情報誌を読むタイミング

結婚という言葉を私が口にした翌日、彼女は「ゼクシィ」を買ってきた。
妊娠という言葉を彼女が口にした翌日、彼女は「たまごクラブ」を買った。
なるほど、みんなこうやって情報を得ているんだなあと思う。
昔は、同居している親からなんでも手ほどきを受けていたから、
結婚や育児について情報誌のお世話になることは少なかった。
けれど、核家族化が進んでみんな不安を情報誌で解消するようになった。
ベネッセが発行する「たまごクラブ」は妊娠期、
生まれたら「ひよこクラブ」、一歳になったら「こっこクラブ」という
対象雑誌がある。ずっとベネッセのお世話になるのです。
時代を反映してか、「ゼクシィ」には妊娠・出産の情報が、
「たまごクラブ」には結婚式場の情報が載ってます。
これらの情報誌には新しい情報というよりも、確かな情報を得たい
という読者のニーズがあるんだと思いますね。
ある情報誌の編集長の話なんかを実際に聞いてても、
ターゲットを微細に分析して、絞った情報を載せている。
単なる情報ならネットで事足りるので、その雑誌独自の視点なり、
知恵なりを打ち出していかないといけないのでしょう。
自宅に「たまごクラブ」が置いてあったりしますが、夫の場合、
どこから読んでいっていいかわからない。
まだじっくり読む気になれないというのが実感です。