意表をつく商売② 

そんな商売があっていいのか!
の第2弾でございます。
私、思うんですが、お金を払う人がいれば何でも商売になりますね。
さて、今回は「男の身だしなみ」を手伝ってくれるお店です。
一言で言うと、「靴磨きを進化させたやつ」でございます。
どんなことをやってくれるかというと、
まず「クイック身だしなみチェック」。
専門スタッフがひげは剃れているか、ネクタイは曲がっていないか
などをチェックしてくれます。これが200円。
次に「クイック全身消臭コース」。
足・脇・口の気になる臭いを、専門スタッフがシュッとやって
カットしてくれる。これが300円。
そして、歯磨きや洗顔ができる洗面台を貸してくれる
「フェイスセルフコース」。これは300円。
これはセルフだからスタッフの人がやってくれない。
「そこで自由にやんなさいね」ということなのです。
こうしたサービスを専門の「若い」「女性」スタッフがやってくれる。
50代のおとうさんなら、自分の娘にやってもらっているようで
照れるのではないでしょうかね。
究めつけサービスは、「Vゾーン・ネクタイ結び直し」。
「スタッフがまごころ込めてネクタイを結びなおします」
とチラシには書かれてある。これは1000円也。
「ネクタイも満足に結べないようじゃあ、サラリーマン失格だよ」
と思ったが、すぐに思い直した。
これはplayなのだな、と。
なにやら風俗の臭いもぷんぷんしてくる。
夕飯のカレーライスぐらいぷんぷんしてくる。
風俗が言いすぎなら、「癒し」と言ってもいい。
みんな、歯が磨けないわけではないし、
ひげがきちんと剃れないわけではない。
たまに若い女性にかまってもらいたいのだ。
そういう潜在的(?)なニーズを掘り起こそうと
いう商売なのかもしれない。