「ヤバイ」と「うみゃーてかんわ」 

最近の若者(自分はもはや若者ではないという前提)の特徴的な
流行り言葉に「ヤバイ」がある。
なにやら、悪い意味だけでなく、よい意味でも「ヤバイ」を
使っているというのだ。
たとえば、「チョーカワイイんだけど、ヤバくな〜い」てな感じだ。
私は、これは食べ物からきていると思う。
つまり、スイーツなどが「おいしい」→「たくさんたべてしまう」→
「太るのでヤバイ」ということ。
つまり、「太るのでヤバイぐらいおいしい」と彼らは言っているわけだ。
そう私は確信しているのだが、著名な流行り言葉ウオッチャーの方には
あっさり否定されてしまったが……。
とはいえ、私としてはこの説を確信している。
これと同じ使い方をしているのが、名古屋人が使う「うみゃーてかんわ」。
「かんわ」とは「いけない」という意味。
つまり、「うますぎてたべすぎてしまう。そんなに贅沢をしてはいかんわ」
ということなのである。
「やばい」は「〜かんわ」と同じで、否定から肯定へと意味が変化した
という意味では同じ構造と言えるかもしれない。
「ヤバイ」を最初に肯定で使ったのは案外、名古屋人かもしれない。