貴重なのは自分の体験

疲れた心と体に、はい、1本。
名言サプリ 其の226


自分の経験は、どれほど小さくても、
百万の他人がした経験よりも価値ある財産である。
(レッシング)


レッシングはドイツの詩人・思想家。
他人の経験を疑似体験できるのが本だと思う。
昔、「書を捨てよ、町へ出よう」というコピーがあった。
若者に対して、体験することの大切さを訴えたものだ。
これは、昔の若者が本をよく読んだから成立したコピーであって、
最初から書を捨てている今の若者には響くまい。
本で他人の体験を疑似体験することは、
とても意味あることだと思うけれど、それだけではダメで、
自分で自らの体で体験してみることは別次元のインパクトがある。
1万メートルの深海に行くとか、8000メートルの山に登るという
普通の人ができない経験は、本で読むのがいいが、
自分が手の届きそうな体験は、自らしてみるのがいい。