映画『レイジング・ブル』に見る若き日のデ・ニーロ 

この映画はなんと言っても若き日のロバート・デ・ニーロ
見ることができるのがよい。
内容をバラしちゃうと、
「1人の獰猛なボクサーの栄枯盛衰」を描いたということになろう。
主人公がボクサーとして上り詰めていく段階では
孤独になるんだろう。その孤独からか、彼は誰も信じられなくなり、
壊れていく。妻や実の弟からも愛想をつかされる。
この主人公、人間的にはどうしようもないんだけど、
すごく魅力的なんですよね。いや、絶対に友だちにはなりたく
ないし、周りにいても困るんですけどね。
たぶん、孤独がこの人をおかしくさせたんだと思う。
でも晩年になっても彼の周りに人がいるのは、この人に
魅力があるからなんだろうな。
ぼくはけっこうこの映画好きですね。