自動改札のない駅

ごく最近になって西武多摩川線という路線を使うことが二度あった。
この沿線に住んで3年半が経つが、今まで使っていなかったんですよね。
いま関東の駅ならどこでも自動改札になっていると思うでしょ。
甘かった。
西武多摩川線は、自動改札になってない。
だから当然、パスネットなどの共通鉄道プリペイドカードが使えない。
現金で切符を買うか、定期券を買うことになる。
自動改札になっていないどころか、出発駅の改札は無人だ。
「切符を買ったら、そのままお通りください」
みたいなことが書いてある。
どうやら降りる駅でチェックするらしい。
西武多摩川線は140円か170円のどちらかしかない。
たぶん1、2駅区間だけ140円で、あとは170円になっているはずだ。
140円で乗って、170円区間で降りたら、
降車駅でチェックされ、不足分の30円を払うことになるのだろう。
いっそのこと、全部無人駅にしたらどうか。
で、たまに車掌が切符をチェックして、切符を持っていない人を
投獄するようにすればいい。収監すればいい。
乗降客が少ないから、自動改札の保守点検にかける費用と人件費を
比べたとき、人件費が安くつくから、今でも人の手によっている
のだろう。
私は切符を手渡すとき、駅員が「ありがとうございました」と
言ってくれたので、「どうも〜」と言って駅を出た。
たまにそうやって駅員と言葉を交わすのはいいものだなあ。