囲碁棋士の年齢制限

聞いた話によると、プロ囲碁棋士になるための試験に
年齢制限が設けられたらしい。
何歳だか知らないが20代後半になると、
試験さえ受けられなくなったようなのだ。
こういう話を聞くと、とても残念に思う。
なんで年齢によって区切る必要があるのだろう。
プロ囲碁棋士に限らず、スポーツ選手のプロテスト資格も
年齢や身長、裸眼視力に制限が設けられている。
アメリカではこうしたほとんど制限はないはずだ。
たとえば、日本のプロ野球の審判になるには身長制限と裸眼視力
で制限があるが、アメリカにはそうした制限はいっさいない。
なんでもアメリカがいいわけではないが、この点では
明らかにアメリカのほうが自由度はある。
プロ囲碁棋士になるためには、プロ一本で食べていくためには
数を制限せざるを得ないのかもしれない。
また最低賃金みたいなものの縛りもあるのかもしれない。
だが、たとえ年収300万円でもプロになりたい人はなりたいのだ。
たぶん彼らはプロになれるならそれでもいいというだろう。
なぜ年齢で区別するのだろう。身長で区別するのだろう。
実力があれば、何歳であろうが、背が小さかろうが、
プロになれるようにすべきだ。
実力以外の要素で区別するべきではない。
日本はもっと本質を見るようにならなければいけない。