映画「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」 

シリーズ第2作である。

ウィキペディア情報によると、本作は小説版と同時進行で

進められたらしく、原作者は

「自分は自由に書くから、映画も好きにつくっていい」

といっていたのだそうだ。ほんとかな。

1作目で準主役的な立ち位置だった人が、

主役になって、その子どもたちも出てきたりする。

だが、シリーズ6作の中でもっとも私の中での印象が薄い。

この手の映画のお決まりである、

良識人とお金のことだけを考えている腹黒い人という

二元論的対立構造は健在。

でもこのシリーズで好感がもてるのは、

恐竜に変に思惑を持たせていないところ。

恐竜もその他の生物と同じで、自分が生き残ることと、

種の繁栄を目的とした行動を淡々と取る。

人間に手心を加えることはないし、それだからといって

悪者に描くこともしない。

それを人間がどう扱うかという、あくまでも人間側の判断を

問うている。そうでないとね。

まあ、続編が決まっている第2作というのは

こんなものなんだろうねという内容でした。