「ボーン・レガシー」

ボーン・レガシー」は、マット・デイモン主演の「ボーンシリーズ」の
スピンオフ企画でできた映画だ。
「ボーンシリーズ」は何回も観るほど好きな映画なので、
相当の期待感をもって観た。
結論からいうと、アクションシーンは見ごたえあるんだけど、
それは主に肉体的なものであって、知的、心理的な戦いの部分が
薄くて、よくある戦いっていう気がした。
主人公もルックスはいいんだけど、人間の描き方として薄いかなあ
という気がした。
あと、「ボーンシリーズ」との関連性もいかにも後付けという
感じがしたし、すっきりしていた部分も蒸し返されていたりして、
あまりいい感じを受けなかった。
ただ、それは「ボーンシリーズ」三部作が大変におもしろかったから
期待感が高いことの裏返しでもあって、映画としてはそこそも
おもしろい部類に入るのだろうと思う。
どうやらこのシリーズは続きそうなので、期待して次回を待つことにする。