取材で一番困るのは、自分が言いたいことだけ言う人。
取材対象者にもいろんな人がいて、多くの人はこちらの意図を
わかってくれて、それに答えてくれる。
取材に慣れているらしい人はやりやすい。
ところが、言いたいことだけをまくしたてる人には閉口する。
こちらの質問もあまり聞いていないしね。
こういう人は社会に対する怒りみたいなものを
根底にもっているような気がする。
どこかに吐き出す場所を探しており、
タイミングがあえば一気に吐き出す。
こうなると、次は依頼しにくくなる。
書籍の場合だと時間に余裕があるので、
少しは脱線してもぜんぜん大丈夫なのだが、
雑誌のインタビューだとリカバリーが難しくなる。
脱線を引き戻すの編集者、ライターの役目です。