言動に生かさなければ 

最近になってちょっとびっくりしたことがある。

同じ業界にいる人で、あからさまな差別発言を聞いたからだ。

ある国の人のことを差して、粗暴だというような意味のことを

語ったからだ。

言い方が「そういう民族だ」みたいなことだった。

うーむ、と私は考えこんでしまった。

そういうことは考えてもみなかった。

出版業界にいると、差別の考え方を叩き込まれる。

叩き込まれなくても実地に学ぶことになる。

差別表現を記載すると、面倒なことになるからだ。

だが、学んだからといってそれを血肉にするか、

面倒を回避するだけの知識にするかは人それぞれ。

私も含め、出版業界にいるからといって、

仕事で学んだからといって、差別をしないかというと

まったくそんなことはない。

学んで、それを言動に生かすことが必要だ。