ラグビー帝京大、決勝進出 

1月2日はラグビー全国大学選手権の準決勝でした。

2年連続ベスト4進出の帝京大は、京都産業大学を迎え撃った。

結果は37-30での勝利。

正直、42-10ぐらいで勝つ予想をしていた。

ところが、ところが、である。

前半は反則がかさみ、10-23の劣勢。

後半は反則をしないように修正し、スクラムでも押し込み、

一時、20-23と3点差に詰め寄る。

ところが、後半17分に中央にトライを決められ、ゴールも決まって、

20-30とされたときには正直、負けを覚悟した。

そこからスクラムと相手反則によるペナルティで

トライとペナルティゴールを決めて30-30に。

最後は圧力をかけて押し切っての勝利だった。

手に汗握るとはこのこと。

京産大は鬼気迫るタックルと、アタックの推進力で

素晴らしい攻防を見せた。

いや本当にこれぞラグビーという熱を感じた。

ただ、反則が多かったのはラグビーの難しさでもあった。

熱くなるのはいいが、自分を見失うといつものプレーができない。

丁寧さや零細さを欠いてしまう。

ちょうどいいメンタルの状態にする難しさがラグビーにはある。

ともあれ、これで帝京は9連覇以来の決勝進出。

相手は明治だが、きっと選手たちがやってくれるだろう。