「手抜き」への反応 

「ポテサラおじさん」と「冷凍餃子は手抜き」問題について。

ポテトサラダくらいつくったらどうだとスーパーで

主婦に苦言を呈したおじさんがいるらしい。

一方で、家庭で冷凍餃子を出したら旦那から「手抜きだよ」と

言われた主婦もいたらしい。

こういう話題が盛り上がるのを見ていると、

いかに世の主婦が疲弊しているかがわかる。

こういうのに憤りを感じるのは、

普段、そうとうがんばっている主婦だろう。

一方で、本当に手を抜きまくっている主婦もいるだろう。

それは会社で手を抜きまくっている人たちと同じくらいの

割合でいるだろう。

おじさんは本当に手を抜きまくっている人に

一言、言いたかったに違いないのだが、

スーパーで見かけた主婦をそのようにラベリングしてしまうのは

いささか早計だった。

総菜や冷凍食品を買うのはけしからんといったところで、

手を抜きまくっている人がそうかと思って改心することはなく、

なるべく手作りしている主婦のほうが生真面目に受け取ってしまい、

もっと追い詰められてしまう。

人の意見に耳を貸さない人のほうが、ある面で自由で、

ストレスなく生きている。

イヤなことを言われても、そういう人もいると、受け流すことだ。

それよりもっと考えるべきなのは、こういうことが話題になるほど、

主婦(主夫)が疲弊しているってこと。

そこのところは気にかけておかないといけないだろう。