就職氷河期世代の憂鬱 

宝塚市就職氷河期世代の人を4名雇用するという。

私も就職氷河期世代だから、他人事と思えない。

1995年度に卒業した人から就職氷河期ははじまって、

10年ぐらい続いている。

今の47歳ぐらいから37歳ぐらいまでの人だ。

当時、非正規雇用の人が膨大に増えた。

新しい働き方だともてはやされたのだが、

何のことはない、キャリアを積むことができず、

低賃金に甘んじる人を大量に生んだだけだった。

当時、採用を絞った人たちが、親の世代にあたる

団塊の世代だった。

子どもたちの世代の採用を絞ることで、

現役社員たちの給料を守ったわけだ。

今も企業は内部留保を増やすことにやっきで、

社員の給料をおいそれとは上げない。

日本がじり貧になっていく中で、

最初に割を食った世代がこの就職氷河期世代なのだ。

宝塚市のような自治体がもっと出てきてくれないかなと思う。