苦労した人だからこその職業

1973年生まれから、10年下ぐらいの世代までは

就職氷河期だった。

今の46歳から37歳ぐらいまでの世代だ。

この世代に非正規労働者が非常に多い。

団塊ジュニア世代で数が多いから、非正規も多い。

非正規で働いていると、キャリアアップできず、

収入が低いままで、結婚・出産できないという

記事が時折出てくる。

そういう人たちに伝えたいのは、

介護、農業、建設、IT、飲食という業界は

人手が不足している、ということだ。

75歳まで働くとしたら、この世代はまだ30年近くある。

30年あれば、どんな業界でもそれなりのスキルは身に着く。

特に介護業界はオススメだ。

いま、介護施設で長く勤めている人たちは、

けっこういい収入をもらっている。

社会人で苦労した人ほど、親身に介護できるし、

社会経験が豊富だからさまざまな解決法も持っている。

「やりたい仕事ではない」というかもしれないが、

世の中、やりたい仕事と思って始めた人のほうが少ない。

まず先入観を持たずにやってみて、

その中で自分なりのやりがいを見つけたらいい。