校庭芝生化への長い道のり11 

芝生と校庭に設置することには、教育効果も

副産物として考えられる。

芝生には雑草も生える。

そこへさまざまな昆虫もやってくる。

イネ科である芝生がどうやって育つかや、

繁殖地をどのように広げていくかも学べる。

それに芝生の管理をするときにも学べる。

芝生がある程度の面積になったら、

子どもたちの組織として、芝生委員会を設置する。

彼ら自身が使い方を考え、そのためにどんな管理を

するか考え、自ら芝刈り、施肥などの管理を行う。

そのことで、

「与えられた環境に文句を言うのではなく、

自ら積極的に関わって変えていく」

ことが学べる。

「暗いと不平を言うよりも、進んで明かりをつけましょう」だ。

最終的には、子どもが大人に管理を指示するようになるのが理想。

だから、最初から子どもに芝生委員会を作れとはいわない。

子どもは、自分たちが使うものを自分たちで管理する手応えを

感じてほしい。