芝生と校庭に設置することには、教育効果も
副産物として考えられる。
芝生には雑草も生える。
そこへさまざまな昆虫もやってくる。
イネ科である芝生がどうやって育つかや、
繁殖地をどのように広げていくかも学べる。
それに芝生の管理をするときにも学べる。
芝生がある程度の面積になったら、
子どもたちの組織として、芝生委員会を設置する。
彼ら自身が使い方を考え、そのためにどんな管理を
するか考え、自ら芝刈り、施肥などの管理を行う。
そのことで、
「与えられた環境に文句を言うのではなく、
自ら積極的に関わって変えていく」
ことが学べる。
「暗いと不平を言うよりも、進んで明かりをつけましょう」だ。
最終的には、子どもが大人に管理を指示するようになるのが理想。
だから、最初から子どもに芝生委員会を作れとはいわない。
子どもは、自分たちが使うものを自分たちで管理する手応えを
感じてほしい。