ゲームを続けた先の将来

長女もそろそろ小学生も終わりという年代に

なってきて、中学の話題も多い。

最近、聞いて耳を疑った中学の話では、

「ゲームをやるのに忙しい不登校生徒」がある。

その中学校のあるクラスでは、5、6人の不登校生徒がいて、

みんな昼夜逆転の生活で夜中にゲームをする毎日なのだそう。

「学校に行けなくなったから夜ゲームをしている」と

「夜ゲームをしていて学校に行けなくなった」の違いは大きい。

前者なら、そういう時期もあるかもしれない、

学校に行けなくなった原因を探らなければ、と周囲は考える。

でも、後者の場合で、親がそのことに問題を感じていないなら、

周囲は何をすればいいんだろう。

最近は、「学校はどうしても行かなければいけないものではない」

ということがよく言われる。

それは、自殺したいほど学校が嫌な人に言っているのであって、

学校を軽んじているわけではない。

前後の文脈を取り除いて、学校は行かなくていいものと

思ってしまう読解力のなさはどうなのか。

確かに今はプロゲーマーのような人もいて、

それで飯を食っている人もいるのだろう。

だからといって、学校に行かなくてよい理由にはならない。

芸術やスポーツで身をなしている人も、学校に通っていたからだ。

芸術やスポーツで超一流という人は、学校での勉強も

よくできた人が多い。

それに学校は勉強するところであると同時に、

人間関係を学んだり、社会のルールを覚えたりするところでもある。

だから、死にたいほどつらいのでないのなら、

学校は行ったほうがいい場所なのだ。

本当にゲームがやりたいだけなのか怪しいところだが、

もしそれが本当なら、ずっとゲームをやり続けた結果、

どういう将来が描けるか考えたほうがいい。