田舎が豊かな理由

物々交換について、先日書いてみたが、
田舎がなぜ豊かなのかは、物々交換ができるから
ではないだろうか。
漁師町や農業の町では、頻繁に物々交換がなされている。
はっきりと物々交換という形態ではないのだけど、
「これ、あげるよ」
「じゃあ、これ持ってってよ」
これが永遠に繰り返される。
物々交換そのものである。
これをやっちゃうと税務署はお手上げだ。
事業としてつくったものはいったん貨幣にするから
税金を徴収できる。
2000円の野菜と2000円の魚介を交換するとき、
そこに税金が発生しないとなると、
質的によいものを得られることになる。
これは組織的にやらずに、贈答の繰り返しととれば、
税の問題もセーフだろう。
少なくとも食の面では相当、豊かになる。
それが都市ではこういうのはほとんどあり得ない。
田舎の魅力はこういうところなんだろう。