幸せの方程式

何かのものの本で、幸せになるための方程式のようなものがある
というのを読んだ。
分母が欲望、分子が財で、その答えによって幸福度が決まるという。
欧米は分子を増やして、値をなるだけ大きくするほど幸福が
大きくなるという考え方だが、仏教の浸透した日本では、
値が1になるのがもっとも幸福な生き方なのだという。
本当の必要なものを見極め、ちょうどで生きていく。
欲望が大きすぎると足りなくて不満だし、
持っているものに合うように、欲望の量を調節すれば、
幸せになれるということである。
考えてみれば、今の若者の消費しない、足るを知る生き方というのは
良寛さん的な世界で、いまの社会にマッチする。
仏教は若者に支持されているのだろう。
そういえば、あるお坊さんのイベントに集まったのは、
20代までの若者が大半だった。
そういう時代なのですね。