仏教ブーム

いま仏教の本がとても売れている。
禅宗のお坊さんの本もたくさん出ている。
座禅体験には多くの外国人が参加している。
一種の仏教ブームだね。
その余勢をかって、仏教界もここぞとばかりに
いろんなイベントを打っている。
お坊さんの座談会とか、精進料理を食す会とか。
おもしろいところでいくと、仏教のお坊さん、神道の神主、
キリスト教の牧師さんらでつなぐ、駅伝大会なんかもあるらしい。
この不穏な空気の流れる今という時代に
平和のくさびを打ち込もうということなのだろうか。
山岳信仰シャーマニズム、先祖崇拝を下敷きに、神道が生まれ、
それらを土台に仏教やキリスト教が発展し、共存しているのが
この日本という国だ。
八百万の神の国だから、どんな神様仏様も受け入れる。
そういう寛容な精神が日本人にはある。
この寛容の精神をこそ、日本人はもっと世界に発信すべきだ。
宗教は人が幸せになるためのライフハックだ。
このままでは世界がライフ八苦になってしまう。
冗談ではすまされないことが起こる前に、
まずは自らもっと宗教について学びたい。