子を落とすにはまず親から

めっきり音楽を聴かなくなった。
以前は電車内で新聞を読みながら音楽を聴いたものだが、
今は本やら勉強の資料を読むので音楽を聴かない。
家でも子どもがいるときは、子ども番組の音楽やら童謡をかけ、
それは車で遠出するときも同じだ。
子どもが眠ってからは夫婦でテレビを見るか会話する。
そもそも音楽の趣向がまるっきり違うから一緒に楽しめるものはない。
新しいCDを買ったり借りることはかなり減ったし、
そんなもんだから、ダウンロードで買うこともない。
「こうやって流行の曲を認知しなくなるのだな」と思う。
これから代わりに、ポケモンやらアンパンマンやらプリキュアやら、
そういうのに関連する音楽に詳しくなるのだろうな。
以前、「だんご三兄弟」がヒットしたのもうなづける。
自分で音楽を聴くために買わなくなった親たちが
子どものために買うようになるわけだ。
そういえば、NHK「おかあさんといっしょ」では、昔なつかしい名前が
出てくる。たとえば、中西圭三とか、つんくが楽曲に参加している。
最近では岸谷香である。そう、元プリプリの奥居香だ。
親がなじみのある音で、親子一緒にたのしめるようになっている。
「子を落とすにはまず親から」ってことか。
ペットのえさは人間がおいしそうに見えるものが売れるのだとか。
「ペットを落とすにはまず飼い主から」ってこと。
うまいやり方である。