竹とかまぼこの話

植物関係のネタを備忘録として二つ。
一つは、竹は60年に一度花が咲くという話。
竹は無性繁殖、つまり種子によらず地下茎による繁殖をします。
しかし、60年周期(竹によっては120年周期)で一度花を咲かせ
その後、結実して種子を残します。
するとその一体の竹林はいっせいに枯れます。
そのせいで、竹の花は悪いことが起こる前兆といわれていました。
なぜ竹が60年や120年周期で花を咲かせるのか詳しいことは
わかっていません。


もう一つは、かまぼこの板で味の劣化と腐食をふせぐという話。
なぜかまぼこには板が必要かというと、味の劣化と腐食を防ぐためです。
モミなどの木が使われているようですが、木の仮道菅という組織が
水分が多いときには吸収し、逆に少ないときには水分を供給する
という役目を果たすので、かまぼこが水分が多すぎて腐食したり、
少なくて味が劣化するのを防いでいるというわけです。


ちなみに、私の子どものころ学校のプールで泳ぐとき、
かまぼこの板でつくった名札を首からぶら下げ、
プールに入るときにはプールサイドにおいていました。
プールからみんなが上がったとき、確認するためのものでした。
もういまはやっていないでしょうねえ。