凄腕経営コンサルタントと会う その2

唐土新市郎さんが他のコンサルタントと違うのは、
「心」の経営を唱えていること。
「心」といっても、宗教とかスピリチュアルをすぐ思い浮かべちゃう
人はステレオタイプになっているので気をつけましょう。
人生の幸せとは何かを突き詰めて考えていくことで
経営を改善しようということをしています。
幸せってなに?
「心安らかで満たされた状態」という人もいれば、
「たのしくて、ウキウキした状態」という人もいるでしょう。
自分の考える幸せ=成功の定義に向かって、
その人なりの結果を求めれば、それでいいんですよという考え方なのです。
いろんな自己啓発書を読んで、厳しくしゃかりきにならないと
売り上げは上がらないのだと考えている経営者さんにとっては
拍子抜けするかもしれません。
だけど、私も自分が考えているようなことをうまく言ってくれるので、
本当に納得し、「そうだ、そうだ」と思いながら話を聞きました。
本当に何が幸せかなんて人それぞれだから、
みんなが1兆円企業クラブに入らなくていいし、
みんなが株式上場しなくていいし、
みんなが大企業にならなくていい。
わかっていても、わからなくなるんでしょうね。
「心」というのはあいまいです。
だから、多くのコンサルタントは具体的な手法や数字で伝えようと
しているのですが、この「心」というあいまいなものを
唐土さんはとことんまで突き詰めて考え、会社の経営のノウハウにまで
落とし込んでいる。そこが彼のすごいところです。
結果的に唐土さんはハンパない業績を上げています。
37歳で役員になるなんて、島耕作並みです。
はっきり言ってすごいです。