「長澤まさみは神ですよ」

だいたいテレビに写っている芸能人について誰かと話すときは
「この人だれ?」からはじまって、「ふ〜ん」で終わる。
そんな私でもが長澤まさみ氏だけは別格の位置づけだ。
聞けば、周りの同年代の男子もそういう人が多いし、
女子も「そういう男が多いんだよね」と
げんなりした顔で話してくれる。
普段、芸能人の話題を話さない人さえも話したくなる
存在という意味では、彼女がいま一番だということなのだろう。
私の友人I氏は言う。
長澤まさみは神ですよ」
私は思わず噴き出した。
そこまで言うか。
絶対的な存在ということだ。
創造主であるということだ。
キリスト教における「天にまします神」であり、
イスラム教における「アッラー」である。
日本における天神とか風神とか、エビスさんみたいな存在だ。
日本は多神教であり、八百万の神の国だから、
長澤まさみ」も加えていいのかもしれない。
しかし、なぜだろう。
女がジャニーズの誰を好きだと言おうと、
「あんなのがいいのぉ?」とは言わないのに、
男が長澤まさみは神であると言うと、
「え〜、あれのどこがいいの?」と言われるのは。
発言に気をつけなければなるまい。